知っておくべき看護師がダブルワークの注意点

「もっと稼ぎたい」「空いてる時間を有効活用したい」「もっと経験を積みたい」など、看護師がダブルワークをしたいと考える理由はさまざまでしょう。看護師がダブルワークをしていいのかどうかも含めて知っておくべき注意点が3つあります。

まず1つめの注意点は、「就業規則を確認する」という点です。国公立の病院に勤めている公務員看護師は、ダブルワークは禁止とされています。これは国家公務員法や地方公務員法で定められており、公務員は公共の利益のために働く職業だからです。民間の病院でも、許可が必要だったり日数に制限があったりと、就業規則に細かく明記されている場合があるので、必ず事前に確認をしましょう。こっそりとやればいいという安易な考えは禁物です。

2つめは、「スケジュール調整は入念に行う」という点です。ダブルワークで職場を掛け持ちして働くためには、シフトがかぶってしまわないようにスケジュールをしっかりと管理することが必要です。また、無理にシフトを入れてしまうと体調を崩してしまい、本業にも副業にも影響が出てしまいます。最低就業日数に気をつけながら、シフトの調整をしましょう。

3つめは、「周囲への配慮を忘れない」という注意点です。ダブルワークを始める際には、上司に一言伝えておくだけでシフトの調整も行いやすくなります。しかし、ダブルワークに良い印象を持たない人もいるので、ミスをしてしまった時に「ダブルワークなんかしてるからでは?」という見方をされてしまう場合もあるかもしれません。スケジュール調整を入念にして本業と副業を両立するダブルワーク看護師を目指しましょう。